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コーヒー豆チャート

秋本コレクション

ファディのトップ秋本修治が厳選したブレンド

COE入賞豆や希少性の高いスペシャルティコーヒーを厳選してベース豆に使用しています。

秋本コレクションについて

秋本コレクションは、Cup of Excellence (カップオブ エクセレンス)や、希少性の高いトップクオリティの豆をベースにして作り上げる、極上のブレンドコーヒーです。ファディのトップ 『Shuji Akimoto』が目利きした最上級品を皆様にお届けします。 今回のベース豆は、メキシコの2022年度COEで 27位にランクインした、「イノミナダ」です。 パインアップルやキウイ、バニラを想わせる甘い風味、 重厚でジューシーな質感が特徴です。

農園について

ベラクルス州のコアテペック市内にあるラ・ラグーナという町は、人口1085人の小さなコミュニティです。この地域は昔からコーヒーの栽培エリアとして有名で、沢山の動植物と土壌の豊かさといった、多様な生態系の恩恵を受けています。 オーナーのドン・ヘクトルは、コーヒーで生計を立てている、この地域では一般的な小規模生産者の一人です。農園では、同じ農園で採れた有機肥料 (枯葉、落果)を使い、コーヒーチェリーをゆっくり熟させるのに役立つ日陰樹には、マカダミアやオレンジ等の樹を使って、丁寧にコーヒーを育てています。 今回COEに参加するにあたり、ドン・エクトルはコーヒーの品質向上策として、新しい試みに挑みました。まず収穫したコーヒーチェリーは「エスクエラ ・デル・カフェ・デ・トゥエステ」 というコーヒー処理施設に運びます。水流を使った比重選別で完熟だけに揃えられたチェリーは、その後密封されたプラスチック容器に移され、pHと温度を監視しながら、50時間の嫌気発酵(アナエロビック ファーメンテーション)が施されます。これにより、無酸素状態で活発になるバクテリアの恩恵を受け、かつて自分達が行ってきた伝統的な発酵処理では生まれない、独特な風味を引き出す事ができます。 また乾燥工程にも気を配り、従来の天日ではなくサイロを使った機械乾燥をメインにしました。 乾燥温度をコントロールする事で、急激な高温乾燥による品質低下を防ぐ事に注力しました。 こうしてドン・エクトルのコーヒーは、初めてのメキシコ2022年カップ・オブ・エクセレンス ・コンテストで、見事87.25のスコアをとり、受賞に至ったのです。

秋本コレクション物語

秋本コレクションは、わたしたちの社長、秋本修治がこだわりぬいてつくったブレンドなので、その名前をとって名づけられました。 オンラインショップをのぞいて現在27店舗あるファディのお店で、年間65,103名、毎月平均5,425名のお客様が購入される名実ともに会社を代表する看板ブレンドです。

しかも、ブレンドの核となるベースは、何と世界最高峰の豆であるカップオブエクセレンス (COE Cup of Excellence) です。COE国際オークションの前身は1999年ブラジルでスタートします。ファディがこのCOEをはじめて販売したのが2004年。そして、ひろく日本国内のロースターに紹介のあった2005年以来、いちはやく日本のコーヒー企業の中でもさきがけとして、商社を介することなく、自社で単独落札を行ってきました。 このことは最高級品質の証であるCOEの日本におけるブランドイメージの向上を牽引してきたと自負しています。

2017年度のCOEオークションの落札ロット数は世界第2位。 1位は商社ですので販売店単独としては世界第1位です。 ファディでは秋本コレクションを通して、ファディのお店に足を運んでくださる多くのお客様にCOEを当たり前のように、楽しんでいただいています。

COEとは

ところで、この世界最高峰のコーヒーであるCOEとはどのようなコーヒーなのでしょうか。 COEは生産国の選りすぐりの農家から出品されたコーヒーの品評会において、審査員の公正なジャッジによって決められます。 この公正なジャッジとはいかなるものか・・・。それは国際審査員がカッピングフォーマットという評価表を片手に厳粛なルールにのっとってカッピングを行って採点。86点以上 の高得点を獲得したコーヒーだけがCOEとして認定されます。 こうして、認定されたCOEがオークションにかけられ、世界中のバイヤーがパソコン上で購入を競い合うのです。 2018年も11ヶ国、各国で品評会が行われ、各国ごとにオークションが開かれます。 ひとつの農家が出品するコーヒー豆はおよそ1,200キロ程度。ですから、ファディとこうしたコーヒーとの出会い、そしてそれを召し上がるお客様とのコーヒーとの出会いは、世界中で生産されているコーヒー約8,503,920トン (2015年世界生産量)から考えると、本当に奇跡的だと思ってしまうのはわたしだけでしょうか。

秋本修治はCOE国際審査員

秋本は、日本からのCOE国際審査員として品評会に参加。 世界のサプライヤーやロースター達との交流を精力的に拡大していっています。写真をご覧になるともしかすると、 とっても若くみえるかもしれませんが、実は今年、齢55歳になりました。コーヒーのみならず、ビジネスという視点からも、常に新しい世界を切り開いていく、わたしたちの頼もしいボスです。

秋本コレクションは年間を通じて変わるブレンド

2012年は11ヶ国の生産国でオークションが開催されます。わたしたちも、秋本と一緒に落札にむけて購入前にサンプルを取り寄せ、 事前のカッピングを行って、落札商品に狙いをさだめ、1年を通して秋本コレクションをご提供できるように、常に備えている日々です。 秋本コレクションに使用するため、今はだいたい各生産国のオークションで1つの農園分を落札しています。 そして、これをブレンドにすることでさらに複雑性をCOEに付加して、ファディとしての美味しさの独自性を創造します。 秋本コレクションはCOE国際審査員秋本修治の気持ちのこもったシリーズとして、これからも自信をもって新商品をご案内していきます。 お楽しみに!

秋本修治はCOE国際審査員

秋本は、日本からのCOE国際審査員として品評会に参加。 世界のサプライヤーやロースター達との交流を精力的に拡大していっています。写真をご覧になるともしかすると、 とっても若くみえるかもしれませんが、実は今年、齢55歳になりました。コーヒーのみならず、ビジネスという視点からも、常に新しい世界を切り開いていく、わたしたちの頼もしいボスです。